bookmark_border立石新田の伊勢島神社秋祭りで獅子舞奉納

今年は子ども獅子が地区内を「巡行」

 10月18日の立石新田伊勢島神社の秋祭りにあわせて、砂原獅子舞保存会として獅子舞を披露しました。今年の踊り手は未就学児1人、小学生5人、中学生1人、大人3人の計10人となりました。神社の境内で大人の獅子につづいて子ども獅子も舞を披露し、そのまま地区内を練り歩く「巡行」へと向かいました。

川端家住宅の庭での獅子舞披露

 巡行ルートは下↓のように、伊勢島神社〜①お伊勢の森〜②市毛様駐車場〜③23班広場〜④川端家住宅、距離にして1.5kmのコースです。天候は曇りで暑さはなかったものの、1.5kmを獅子頭をかぶりながら歩き箇所箇所で踊るという行程に、子どもたちもさすがに疲れたようでした。

当日の巡行ルート。距離は1.5kmほどでもかなり疲れました

国指定文化財の川端家住宅での獅子舞披露

川端家住宅の門を入ってすぐの前庭。池には金魚も

 ④の川端家住宅での舞からは、獅子頭を大人に付け替えて踊り手全員で舞を披露しました。川端家住宅は2001年(平成13年)に国の有形登録文化財に指定された建物で普段は非公開ですが、当日は獅子舞披露のために開放されました。

 門から右に曲がって通路を踊りながら奥の庭に向かう

 神社の鳥居から境内に入るための演目を踊りながら門をくぐり、建物の脇を通って奥の庭で、花スイ3(トーロンバチカツギ)、花スイ4、霧の舞天狗拍子を踊りました(最初の写真)。 

 芝が少し深く足を取られて安定しませんでしたが、貴重な体験となりました。

砂原獅子舞保存会は来年で8年目

 砂原獅子舞保存会は2018年の復活から来年で8年目、準備会の立ち上げからは9年目となります。関係者の皆さんのご尽力で子どもたちの参加も増え、地域での認知度も高まってきています。最初の頃、2〜3人で笛の練習会だけを細々と続けていたところから思うと感慨深いものがあります。しかし、今参加している踊り手の子どもたちが中学生に上がる来年以降、ひきつづき踊り手を続けられるかは不透明です。今後は子どもたちのなかで獅子舞の継承ができるような系統的な取り組みが課題になっているかもしれません。

 獅子舞の保存にむけて、地区の人たちにより身近に感じてもらえるような活動ができるよう私も協力をしていきたいと思っています。