一般質問①マイナンバー制度について
普及率はいまだに3割程度
2016年の1月から本格運用が始まったマイナンバー制度ですが、制度の要のマイナンバーカードの普及が進みません。(図1参照)制度開始当初の低迷から比べればここ1-2年でマイナンバーカードを作る人は増えましたが、人口から見るといまだに3割程度です。市民の半数以上は申請すらしていないというのが現状です。
セキュリティに懸念
カード普及率がすすまないひとつの要因に、安全性への懸念があります。昨年の5月には藤岡市の職員がマイナンバーが記載された書類を紛失する事案が発生しましたが、同様のことが全国でも報告されています。個人情報保護委員会の報告によると、マイナンバー法違反またはそのおそれのある事案は毎年200件を超えています。(↓の図参照)
全ての書類でマイナンバーなくても受理
こうしたなかで、各種の申請や手続きの際にマイナンバーを記載すること自体に心配の声が上がっています。マイナンバーの記載欄のある書類は市でも把握していませんが、かなりの行政手続きの際にマイナンバーを書くことが求めらてます。記載は義務とされていますが、実際にはマイナンバーを記載しなくてもすべての手続きは進むとのことです。
市民へ広く周知を
国もホームページなどを通じて、マイナンバーの記載がない場合でも書類は受理するということを方針としています。市でもこの方針を市民や職員に周知徹底するために、手続きのさいに案内することや、表示して知らせるべきと求めました。