地域支えあい協議体
本日の14時から、小野公民館で小野地区の「地域支えあい協議体」の会議がありました。地域支えあい協議体は、地域の高齢者の日常の困りごとを支援する体制を地元の人でつくることと、顔の見える関係を日ごろからつくることでもしもの時に備えていける地域をつくることを目的に2ヶ月に1回ほどのペースで会議をしています。メンバーは地元の区長さん、民生委員さん、福祉施設の方、老人会長さんなど、地域とのかかわりをもっている方たちです。
小野地区の協議体では
いま小野地区の協議体では、「高齢者の居場所づくり」を目的に会議をすすめています。誰でも寄り合えるサロンのような、雑談して過ごせる場を通じて、地域の人が自然とつながる取り組みを考えています。
今年の4月に小野地区のほぼ全域にアンケートをお願いして、小野地区の住民の方の意見を聞いてきました。
今日の会議ではこのアンケートの集計結果を見ながらさまざまな意見が出されました。取り組みを手伝えそうだという人が意外と多かったこと、高齢者だけでなく若い世代(子育て世代)にもこうした場が求めれられているという意見も寄せられていること、やはり徒歩でいける範囲での取り組みに期待する声など、新たな発見や現状の再確認ができ、有意義なアンケートだったと思います。
今後は「まず1ヵ所」
このアンケートを受けて、実際にサロンや雑談の場をまずは一ヵ所でも具体化することが大事だと意見が出ています。その後に課題や反省を踏まえて各地域に増やしていくことが理想だと思います。
この取り組みは、国の方針によって介護や福祉の費用を抑制するための手段として地方に下ろされているものです。しかし、地域のつながりを広げることで解決する課題も多くあると思います。また、会議に参加されている方はみなさん熱意をもって取り組んでいます。2017年から始まって実はすでに3年目です。住民の方にはまだまだ知られていないなか、地道に会議を開いて進んでいます。地域をよくするための方法のひとつとしてぜひこの取り組みは成功させていきたいと思います。