市民に知らせず、すでにスケジュールを作成
6月4日の議員説明会で、学校給食センターの調理業務を民間に委託する計画が発表されました。説明によると、6月中に保護者に周知し、10月には業者選定・内定、来年4月から民間委託業務開始というスケジュールになっています。
説明会資料には「学校給食の安全安心な提供のため」の業務委託とありますが、実際には人件費の高騰のために経費を抑制することが目的です。コスト優先の民間への業務委託では安全安心な給食の提供は保証できません。
子どもたちの食の安全安心に関わる給食業務は行政がきちんと責任をもって行うべきです。全国の自治体では業務委託によって異物混入が相次いだり、委託先企業の突然の撤退で給食が滞ってしまった事例が報告されています。
なによりこうした大問題を、すでに計画が始まっている状態で議員に提案し、市民にほとんど知らせないまま進めてきた市のやり方には不信感を感じます。
このような進め方をしながら「市民サービスの向上」「質の低下を招かぬ」と説明されても信用できません。