藤岡市議会は6月20、21 日で一般質問が行われ、中澤は21日に給食センターの調理業務の民間委託について質問しました。
経費の削減にはならない
市は民間委託は経費の削減効果があるといいますが、今年度の予算と比べると経費は500万円ほどしか変わりません。しかも調理員を今年度並みに雇うことになれば差はほとんどなくなります。本当に削減の効果があるといえるでしょうか。
質の向上からは遠ざかる
民間委託の第一の目的は「市民サービスの向上」や「学校給食の安全安心な提供」です。しかし、市が事業者に対して指示を出すことは「偽装請負」となるためできません。安全や質の確保が業者まかせになってしまう可能性があるのが調理業務の民間委託です。
サービスの向上や安心安全どころか、現在の給食の質を保つことすら保障されません。直営で市が責任を持ち、直接指示や指導ができる体制でこそ学校給食の充実が図れます。
給食の充実こそ保護者の願い。民間委託は見直しを!
安全な食材や地産地消の推進、米飯給食など、学校給食の充実が保護者の願いです。経費の削減によって質が落ちてしまっては本末転倒です。しかも経費が削減されるとは限らない今回の民間委託は見直しが必要ではないでしょうか。