新規事業「防災公園整備事業」
新規事業では市民の安全安心と消防防災体制の強化策のひとつとして、「防災公園整備事業」の予算が組まれています。
この事業は、昨年の議員説明会で突如として提案され事業化されました。3年間の総費用7億円のほとんどは国の補助金ですが、市からの持出しも5000万円以上あります。大きな予算が組まれていますが、いま必要といえる事業かは大きな疑問です。
一般的に防災公園は市街地に作られ、大規模災害の際の緊急避難場所として活用がされるものです。しかし今回の提案は藤岡地区と鬼石地区との中間点に整備されるもので、緊急避難先として相応しいとはいえません。また整備予定地は、藤岡市地域防災計画が想定する地震災害の際に震度7の大きな揺れが予想されている地域であり、安全面に不安があります。
藤岡市は各避難場所や避難所に食料などの備蓄体制がありません。こうした大きな予算が用意出来るなら、まずは地域の防災体制を充実させるべきです。