日本共産党市委員会の「市民アンケート」のとりくみ
日本共産党藤岡市委員会では、4月から5月にかけて市民アンケートに取り組みました。ご協力いただいたみなさまには感謝申し上げます。
設問は主に①今の生活の状態②政治に対する意見(自由記述)③藤岡市政に望むこと、の3点です。
配布数2500のうち回答数は167通でした。たくさんの貴重な意見が記され、市民の実情の一旦をうかがい知ることができました。集計をまとめたものは新聞の折込チラシとして市内へ配布していますが、こちらからも同じものを見ることができます。
集計の結果と簡単なまとめは配布チラシのとおりですので、ここでは自由意見として頂いた声を紹介しましす。
現政権に対する強い批判
国政に対するものでは今の少子高齢化社会に対する不安の声が多く、安倍政権に対して批判的なものも目立ちます。「一刻も早く退陣」「早く崩壊してほしい」のほか「くびにしろ!」といった激しい意見も寄せられています。
市政についても高齢化社会に対する不安から、公共交通機関の充実や低額で入れる介護施設を望む声が寄せられています。また、生活の苦しさも寄せられています。「私達夫婦の年金額は二人で15万弱。夫が仕事をやめて社会保険から国保に切り替れば大きな負担が待っている。家のローンもあり、生きていけない。」「家計のために子どもを保育園に預けて仕事をするが、保育料を払うとほとんど残らない。」「自営業には税金など負担が多く少しも楽にならない。」「頑張って働いても、所得税の負担が重く、理不尽」「自分の生活も苦しいのに自分の親の文までお金を出すことができない。年金で入れる施設の充実が必要。」
さまざまな市民の声
また、市政の情報について十分に知ることができないという声もあります。興味・関心のある人は積極的にあ情報にアクセスすることができるが、受け身である人・情報に触れる手段が少ない人にはなかなか手が届いていないようです。
公務労働者の切実な声も寄せられています。
50代の小学校の先生は「仕事が非常に多く休日を含めて勤務時間外の仕事をすることが多すぎる」、30代公立病院職員からは「看護師が不足していて、過重労働になっている。業務量が多く、マンパワー不足。どこに訴えれば改善されるかわからない。」という声が寄せられています。
行政が直接手を伸ばして改善することができるだけに、こうした実態は放置できません。
公務員の労働環境についての苦情や相談は公平委員会が受けることになっています。公立藤岡総合病院は藤岡市だけでなく幾つかの市町村と共同運営となっていますが、病院の公平委員会は藤岡市と共通で、藤岡市役所内に設置されています。過去数年、公平委員会に寄せられた相談はゼロです。学校や病院現場の多忙な業務はいま始まったものではありません。病院職員の方は匿名で労基署に相談したこともある程に切実な思いを持っています。にもかかわらず相談件数がなかったというのは不自然です。行政側できちんと周知をされていなのではないでしょうか。
今後の議会活動へ
多くの市民の切実な声によって、具体的な課題がいくつも浮かび上がってきています。なんとかしてほしい、というこうした様々な意見が多くの人から寄せられたことは、日本共産党に対する期待の現れであると思います。
一つひとつの声をきちんと届けることは、アンケートを実施したものの責任として果たすべきと思います。今後、藤岡市委員会として結果の分析と調査などすすめていきたいと思います。