bookmark_border平成27年第5回藤岡市議会定例会 一般質問

9/15(火)は藤岡市議会にて一般質問が行われました。合計9人の議員が質問を行いました。

中澤は7番目の登壇でした。質問内容は主に2点で、国民健康保険についてと汚水処理についてを質問しました。議事録は次回の12月議会が始まるころ出来上がるようなのでまだ見ることはできません。以下に質問の内容を簡単にまとめてみました。

①国保については、広域化と国保に対する姿勢を確認しました。藤岡市では国保は加入者による相互扶助で成り立つべきで、そのためには滞納者への資格証の発行も必要であるという立場であるという答弁でした。新国保法はその目的に憲法25条に基づく社会保障を掲げています。現在、国保の加入者は全国的に高齢者や低所得者の割合が多くなっています。にも関わらず保険税額は他の被用者保険と比べると非常に高くなっています。この高い税額が滞納者の増加を招き国保財政を圧迫しています。加入者の重い負担を軽減するには公費による支えが必要です。藤岡市では一般会計からの繰入もしていますが、それでも滞納者が多く、加入者の負担は重いと考えられます。滞納者が多くなり、税収が少なくなれば給付を賄うことができなくなり、制度が破綻してしまいます。そうなれば国保が第一条に掲げる社会保障という目的が果たせなくなってしまします。国保法の第4条では国は国保の健全な運営に努めなければならないとしています。これまで国は国庫支出を減らしてきましたが、それによって国保のこうして状況を招いています。国保法に定められているように国がしっかり責任を果たし、国庫支出をするべきです。また国保の広域化によって税額が引き上げられることも考えられます。藤岡市として、国がしっかりと制度を支えるよう求めていくことが必要です。

②汚水処理については藤岡での下水道の整備状況を尋ね、下水道のない地域への浄化槽維持管理に対して市の補助を求めました。下水道の計画は30年ほど前に策定されたものがまだ半分以上未完成のままです。そのため市内の多くの地域は汚水処理に浄化槽を使用しています。浄化槽を使う世帯は平均的に下水道世帯より費用がかかるようです。同じ市に暮らしながら汚水処理にかかる費用が異なり、住民の不公平感につながっています。下水道と浄化槽では処理能力や公共的な役割は同等と考えられます。とくにどちらも公共的な役割は同じで、水質の保全や衛生上必要な設備であることは間違いありません。しかし下水道は公共設備で市の管理としながら、一方浄化槽は個人の財産なので市による維持管理の補助は難しいようです。公共設備を、一方は市が管理をし一方は個人の管理に任せることで費用負担に差が出ています。この不公平を是正するために市は補助を出すべきだと考えます。