今朝方、東京を震源とするやや強い地震がありました。揺れを感じて目を覚ましたという方も多いのではないでしょうか。壁など崩れる被害も出ているようです。関東を中心とする大きな地震、とくに東海なども連動するような大災害も心配されています。さて、藤岡の中心市街地に近い成道寺というお寺には朝鮮人17名の名を刻んだ大きな碑がたっています。関東大震災の際に全国的に朝鮮人に対するデマが流され、不安に駆られた日本人のてによって、何の罪も無い、無実の朝鮮人が6000人以上虐殺される事件がありました。
当時の藤岡町でも住民によって結成された自警団によって、17名の朝鮮人が犠牲となりました。藤岡ではこの出来事を藤岡事件と呼んでいます。そしてその犠牲者が埋葬されているのが、さきほどの成道寺です。
今日は13:00より追悼する集いが開かれ、大島藤岡市副市長、群馬朝鮮初中級学校安重根校長につづき、中澤も来賓としてあいさつをさせて頂きました。写真は法要のあと、墓地の追悼碑に参加者でお線香をあげているところです。
このいたましい事件を後世に伝えていくことで、過去の過ちに学ぶことができます。事件を風化させることなく、教訓としていくためにはこうした取り組みを続けていくことが大切だと感じました。これまで、主催の日朝協会群馬県支部をはじめ関係者のみなさまのご尽力により集会が続けてこられました。今後はわたしも藤岡市の歴史に関心が向けられ事件を忘れないため、取り組みに協力をしていきたいと思います。
最後に藤岡事件で亡くなられた朝鮮人17名をはじめ、全国で犠牲となった朝鮮人の皆様のご冥福をお祈りいたします。