藤岡市議会では今日から平成27年第5回定例会がはじまりました。
今議会は、マイナンバー制度に関する議案が提出されています。来年の1月からのマイナンバー制度開始に先立って、10月からマイナンバーの通知書を簡易書留で送り始めることになっています。それにともない、条例の改正が行われ、国からの補助金による補正予算も組まれているからです。さっそく今日の議会で審議がされましたが、関心の高さからか質疑が相次ぎました。
マイナンバー制度によって様々な個人情報が番号に紐付けされることになります。一つの番号の流出が多くの情報の漏洩につながるので、セキュリティには万全を期さなければなりません。藤岡市ではどのように情報保護に努めるのか、そういった角度からの質疑もありましたが、市の回答としては一般的な答弁であったように感じます。
私もなかなかうまくはできませんでしたが、補正予算にからめて質疑をしました。個人情報の保護するうえでシステムの構築が必要です。そのための事前にリスクの分析や保護措置を検討する制度が特定個人情報評価ですが、藤岡市ではどのように進んでいるのか、と質問をしました。評価結果の評価書には3種類あって、基礎項目評価書・重要項目評価書・全項目評価書となります。そのなかで全項目評価書だけが第三者による点検が求められています。藤岡市の場合はその全項目評価書が提出されていないので点検が甘くなるのではないか、と質問をしようとしたのですが、組み立てが上手くいかず、そして勉強不足もあり、効果的な質疑とはなりませんでした。
基本的なことですが、事実確認と学習・準備がなにより大切です。そのことを実感した議会初日でした。このあとも請願の紹介・一般質問・請願の賛成討論など控えています。しっかりと準備をして臨みたいと思います。