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新年あけましておめでとうございます。

「国民のため」の政治とは

昨年9月、菅政権は「国民のために働く内閣」を掲げて誕生しました。しかしこの半年間で、スローガンが言葉だけだったことが明らかになりました。
まず大きな問題になったのは「日本学術会議」の任命拒否の問題です。臨時国会の論戦で、法律も国会も憲法も無視した道理のない行為だったことが明らかになっていますが、一番恐ろしいのは、任命拒否の理由がいまだに一切語られていないことです。理由をいわずに異論を排除する、というのは民主主義とは無縁の政治ではないでしょうか。学問の自由が理不尽に侵害されれば、次は言論・表現の自由が奪われる、学者の口をふさいで国民の目と耳を塞いで口もふさぐ。歴史的にはこの道の先にあるのは破滅的な戦争です。この危険な道に大きく踏み出しているのに、国民にはその説明をなにもしない、ということが国民の為にはたらいているといえるのでしょうか。

いま国民のためにやらなければいけないことは、新型コロナウイルスへの対策です。年末には1日の陽性者数が、東京で1300名を越え、全国では4317名と過去最多となり、収束の目処はまったくたっていません。
まずはこの感染をひろげない、この対策が必要です。一番の対策は人の動きをなるべく止めることが重要だと思いますが、少なくとも旅行や外出にお墨付きを与えるような「GOTO」の停止の判断が遅すぎました。12月半ばにようやく停止の決定をして、これでも遅いのに、実際に事業が止まったのは年末の28日でした。その後のこの感染拡大の増加は、明らかに誤った政策判断の結果ではないでしょうか。
しかも、国民には「マスク会食、5人以下、はしごしない」と注意しておきながら、自身は会食をはしごして、8人でマスクをつけずにステーキを食べていた。危機感がまったくありません。
国民が慎重に気をつけて生活をしているときに、医療関係者は過酷な状況となっているときにあまりにも国民感覚とずれた感覚ではないでしょうか。

こんな感覚だから、菅政権のコロナ対策はほとんど国民の要求に応えるものになっていません。とくにこのコロナの影響で仕事をなくした、生活ができなくなった、という人の生活を補償する対策がまったくありません。
1人10万円の特別給付金はもうとっくに使い切っていいます。減収企業を助けるはずの持続化給付金も実際にはほとんど雀の涙です。しかも50%以上の減収という要件に当てはまらない企業は藤岡市内にもいくつもあります。家賃支援や学生支援の給付金制度も影響をうけたすべての企業や学生が受けられるものではありません。しかも来年度はこうした政策すら打ち切ってしまう予算が閣議決定されています。

コロナの影響は益々深刻です。
年末、東京のボランティア団体が行った緊急相談会には、29日から31日の3日間で300名以上が生活相談や食料支援の利用に訪れたといいます。生活保護申請をしても受け付けられない、就労資格のない外国人は生きるすべがない、寒い野宿ぐらしを強いられている。こうした相談者に対して、緊急資金を支援したり、宿泊場所を提供したり、生活保護申請に同行したり、ということを民間のボランティア団体がおこなったそうです。

本来、公的な機関がするべき支援が弱いために、民間のボランティアが行動をしないとこうした方たちの行き場がない、というのが今の菅政権の実態です。

ただし、こうした国の姿勢は今始まったことではありません。自民党公明党政権が効率優先で大企業優遇の政治をつづけた結果、福祉が削られ続けています。
緊急時に困ってしまうひとを助けられない政治、これが今の政治の大問題ではないでしょうか。

「自助共助公助」と自助努力を強調する今の政権にはこうした政治を変える意志がありません。むしろ国民に厳しくする一方で自分たちにはとことん甘い政治をつづけていくつもりです。安倍元総理のさくらを見る会前夜祭の疑惑を筆頭に政治とカネの問題が次々と明るみとなっていますが、政権側に積極的に真相を解明する意思がありません。今の総理大臣の菅さん自身も官房長官時代には官房機密費という闇のお金を自由に使っていた疑惑があります。

総選挙で政権交代!

こうした体質の政権が行ういまの政治を根本的に変えるには、今の政権に退陣してもらわなければいけません。日本共産党は今度の総選挙では必ず、野党各党と協力して政権交代を実現することを決意しています。今年は必ず総選挙がありますので、歴史的に政治を変える大きなチャンスです。

干支の「うし」のように

牛は昔から人間の生活に密着して役にたってきました。勤勉でまじめ、また「丑(うし)」の字は紐の字に使われるように、ものごとをつなぐ、結ぶという意味もあるようです。

今年の総選挙勝利には、野党がお互いに協力することが必要です。この間野党共闘の要として地道に取り組んできた日本共産党はこの「うし」のイメージがぴったりです。今年は干支であるうしのように、がんばって必ず政権交代を実現する年にしたいとおもいます。