bookmark_border高崎城址公園にて西毛メーデー開催

主催者発表110人の参加

例年5月1日に開かれる西毛メーデー、今年は第93回目となります。雨が降りそうななか、集会が終わるまではなんとか天気がもちました。会場は高崎の城址公園で、参加者は主催者発表で110人とのことです。

参加団体の方からのひとことずつのあいさつなどのあと、福引き抽選会があり、私はトマトをいただきました。

集会の最後に以下の宣言を採択しました。

 

「第93回西毛メーデー宣言

 労働者の、市民のみなさん。

 5月1日は、働くものが力を合わせ、働きがいのある人間らしい仕事と、生活と権利の向上を求めて行動する日、メーデーです。

 ロシアのプーチン政権による、国際法違反のウクライナ侵略を、世界の労働者と市民の連帯でただちにやめさせましょう。「武力で平和はつくれない」の声をメーデーでもあげていきましょう。

 アベ・スガ政権を引きつヂ那岸田政権のおざなりのコロナ対策のもとで、2年以上にわたり新型コロナウイルス感染拡大が続き、感染収束は見通せず、労働者・県民のいのちと健康、生活と権利が脅かされています。その一方で、岸田政権は強権政治と軍拡路線をあらわにしています。

 それだけに、「働く者の団結で生活と権利を守り、平和と民主主義、中立の日本をめざそう」のメーデー・スローガンを社会と政治に活かすことが切実に求められています。

 

 労働者・市民のみなさん。

 日本の異常な低賃金・不安定雇用の長期化とコロナ禍のなか、日本の社会があまりにも脆弱で危機対応すらできない状態にあること、労働者の格差と貧困が広がっていること、ジェンダー差別が低賃金構造の原因となっていることなど、私たちがこれまで指摘し続けてきたことが誰の目にも明らかになってきています。

 岸田首相は、「新しい資本主義」を掲げ、看護、介護、保育などの現場で働く労働者の賃金を引き上げるとしていますが、規模も小さく限定的で、すべてのエッセンシャルワーカーの賃上げには程遠い状態です。一方で、デジタル社会を口実にした大企業優遇政策とともに、非正規雇用を拡大する雇用の流動化や労働法性の適用外とするフリーランス拡大など新自由主義的政策で雇用破壊を進めています。

 日本経済の6割を占める個人消費拡大のためにも、雇用を守とともに、生活改善につながる積極的な賃上げと最低賃金の抜本的改善などによる底上げが必要です。

 「くらしと雇用の確保」「コロナ禍だからこそ、生活改善につながる賃上げ・底上げ」「コロナ対策で十分な補償と医療・検査の抜本拡充」を実現させましょう。

 

 労働者・市民のみなさん。

 岸田政権は、おざなりのコロナ対策で国民のいのちと健康、雇用と営業を危機にさらすとともに、医療・福祉の拡充に背を向け、医療・社会保障制度を後退させています。また、敵基地攻撃能力の強化、軍事費の増大など、アメリカとともに戦争する国づくりを急速に進めています。

 差し迫る参議院選挙で、市民と野党の共闘をさらに発展させ、政治の転換を実現しましょう。

 世界の労働者の戦いと響き合い、貧困と格差の解消、気候変動ストップ、脱原発、核廃絶、持続可能な社会と戦争のない平和な世界めざし、働くものの手で未来をつくりだしましょう

 働くものの団結万歳!世界の労働者万歳!メーデー万歳!

 

 2022年5月1日 第93回西毛メーデー」