平成30年第1回定例会(3月議会)が開かれています

議会が開催中です。

2月27日より3月19日まで藤岡市議会3月議会の会期となっています。
初日は委員会に付託される議案以外の採決が行われます。

2議案について反対の討論を行いました。

どちらも介護保険に関わることで、一点目は介護保険料の引き上げの議案、もう一点は介護保険事業の要件を緩和するものです。

初日の反対討論

一点目は介護保険料引き上げの議案について反対を表明しました。
来年度から介護保険事業計画が改定され、第7期となります。それに伴って介護保険料が全段階で引き上げとなります。部長の提案説明では低所得者は軽減制度によって負担がかるくなる斗でも受け取れるものでしたが、軽減を受けているものも含めた全段階が引き上げとなることを確認しました。討論では内閣府の「高齢社会白書」にしめされている高齢者の実態を示しながら、引き上げするべきでないことを訴えましたが、採決では残念ながら賛成多数で可決とされました。

2点目は「24時間定期巡回・随時応答サービス」事業の要件の緩和に関する議案です。
これまで看護師などに代わって業務を代行できるオペレーターの資格はサビス提供責任者の業務に3年以上従事した者という規定でしたが、今回これを緩和して「1年以上」と経験年数を引き下げるものとなっています。また、オペレターの本来業務を離れて随時応答サービスを行える時間帯も夜間のみだったものが24時間に拡大されます。
これは全産業のなかでもとりわけ人手不足と言われている介護産業の人員確保が大きな目的となっているものです。しかし、人員不足は収入に見合わない過酷な労働が横行しているなかで長く続く人が少ないことが大きな原因です。要件の緩和では根本的な解決にはならないことは明らかで、むしろ労働環境が悪化することが心配されます。
介護者の健康は、介護を利用する方の安全性にも関わってきます。市民の安全を守るという観点から反対をしましたが、こちらも賛成多数で原案通り可決となっています。

手話言語条例の制定

今回の議会では「藤岡市手話言語条例」案が上程されており、藤岡市内のろう者の方からも関心が寄せられています。初日の本会議にも何名かの傍聴者があり、そのための手話通訳者も議場に入って通訳をしています。「手話言語条例案」常任委員会への付託となり、本日の午後に「教務厚生常任委員会」にて改めて審議されます。その際も手話通訳者は委員会室に入ることとなっています。いつもと少し違う雰囲気の委員会となるのではないでしょうか。

委員会審議は午後1:30~藤岡市役所の第1委員会室です。どなたでも自由に傍聴ができますので、ご希望の方は議会事務局でお尋ねください。